こんにちは。とある理系大学院生のえばです。
今回は4年生になる皆さんが直面する「研究室選び」についてご紹介。

研究生活ってあんまりイメージ湧かないなぁ。
そんな悩みを解決します!
ちなみに筆者の私はここで大失敗して、研究室の異動も経験しております。それくらい大事なイベントなので、ぜひこの記事を参考に私のようにならないようご注意を。
この記事でわかること
- 研究室選びに失敗した大学生の末路
- 痛い目を見る研究室の選び方
- 研究室選びに失敗しないために
研究室選びに失敗した大学生の末路
研究室選びに失敗した結果、さまざまな悲劇が待ち受けていました。
諸事情により詳しくは言えませんが、研究に専念はできませんでした。教授に怯えながら過ごす毎日でしたね。
精神的に苦痛を受け、倒れたこともあったくらいです( 一一)
結果、研究室の異動措置が取られ、現在は全く別の研究室に所属しています。
今では元気に過ごせていますが、これを読んでくださっている皆様には、私と同じ過ちを繰り返してほしくはありません。
それでは、私が如何にして失敗したか紹介するとともに、失敗しない選び方をご紹介していきますよ!
痛い目を見る研究室の選び方

1.『成長できそう』で決めると失敗する
一つ目。『この研究室に入ったら、この教授の下なら成長できそう』で決めると失敗します。
『期待して入ってみたら、期待外れだった』はよくある話。憧れは捨て去ったほうがいいです。
2.教授の口車に乗せられる
教授の中には少なからず、『生徒』=『自分の研究を進める労働者』と考えている人もいます。あらゆる謳い文句で優秀な人材を取ろうとしたり、生徒の人数確保に走ります。
とある教授
『うちの研究室は権威ある〇〇と共同研究をしていて・・・』
『うちに入った生徒は皆、日本を代表する有名企業に・・・』
とか言っている研究室は、しっかり考えたほうがいいです。口がうまい先生が多いですからね。

3.希望の研究室しか見学に行かない
3つ目は『自分の興味ある研究室しか見学に行かない』です。あまり興味がない研究室であったとしても、見学に行くことをオススメします。
なぜなら、『希望の研究室の”ウワサ”を聞くことができるから』
例えばA研に興味があったら、B研に顔を出してB研の先輩にもA研のウワサを聞いてみてください。結構当たってます。
色々な情報を聞くことができますし、もしかしたらB研にも興味が出るかもしれませんよ。
【研究室選びに失敗しないために】選び方5選!
それでは、研究室選びに失敗しないために重要なことを5つ紹介していきます!
1.日頃の授業をよく観察する
教授の本性は、日ごろの授業によく現れます。いくら調子の良いこと言っていても、あまり信用しないほうがいいです。
例えば授業中、些細なことで怒鳴る教授がいたとします。その教授の下で行う研究生活はきっと、怒鳴られながら行うこと間違いなしです。
良い側面ばかり見てしまいがちですが、しっかりと悪い側面にも目を向けることが大事です。
2.卒論発表に足を運ぶ
どの大学にも、4年生の卒論発表会があると思います。ぜひ足を運んでみてください。そこで

なんて考えるのではなく

と考えてみてください。
卒論発表はその4年生が一年間かけて研究してきたもので、わからなくても無理はありません。
大事なのは『自分だったらどんな風に発表をしたいか』です。理想像に近いものが良いです。
3.過去数年の論文、科研費を見る
さて、3つ目は研究の勢いを知るためのもの。
ブラックな研究室に配属されるのは勿論避けたいところですが、あまりにもホワイトすぎて研究のやりがいが無いのも考えモノですよね。(それをホワイトというのかは不明)
そんな時は、『過去数年間その研究室からどれくらい論文が出ているか』見てみましょう。
あるいは『科研費をどれくらい取得しているか』も見ると良いです。
例えば『過去10年間更新がない・・・』とかだと、研究室の能力が落ちてきている可能性があります。
ネットで検索すれば、すぐ出てくるはずです。
4.研究室の大学院生(先輩)を見る
4つ目は研究室の大学院生です。研究室では、基本的に大学院生から実験や勉強を教えてもらいます。
『大学院生の人数は?知識量は?性格は合いそう?』気になる部分を見ておきましょう。
なお、大学院生の表情、体調、素振り、等々も見ておくことをオススメします。これだけでもある程度、研究室の雰囲気がわかります。
教授も大事ですが、大学院生も大事です。
また、研究室から異動する大学院生がいればそれも参考に。
私のかつて所属していた研究室は、人の異動が多かったです。おそらく精神的苦痛に耐えられずに、研究室の異動があったのだと思います。
人が異動するということは、何らかの原因があると思って間違いはありません。
例えば先に書いた通り、研究室訪問に行って『元〇〇研究室だった』なんて人がいたら、しっかり話を聞くことをオススメします。
5.自分は例外だと思わない
人って『自分は〇〇教授と上手く付き合っていける気がする』とポジティブに考えがちです。
自分もなぜか『自分は大丈夫だろう、俺に限って〇〇はない』と、思っていたんですね。
結果、大失敗に終わったわけですけどね。
この経験から得られた教訓は『自分も例外でない』ということです。
皆さんもぜひ、お気をつけて・・・。
私が思う研究室選びの優先順位
今まで色々紹介してきましたが、最後に私が思う優先順位を紹介します。あくまでも個人的な意見ですので、参考程度に。
教授の人柄
なんといっても教授の人柄が一位です。どの要素と比べてもダントツです。学部生で卒業なら一年間、大学院に進むなら三年間ほどは一緒なわけですよ。(3年間って言ったら高校生と一緒ですよ。まったく。)
日頃の授業、ウワサなどから、しっかりと性格を見極めましょう。
卒業生の成長具合
第2位は卒業生の成長具合です。これは卒論発表などから見極めることができるでしょう。
いくら魅力的な研究でも、卒業生の振る舞いによっては考え直したほうがいいです。あなたが入ったとして、その先輩方のようになる可能性が高いからです。
研究内容・方向性
第3位に研究内容、方向性です。基本的には『実験系』『理論系』どちらをやりたいのか考え、その後に研究内容を決めると良いです。
どちらにも一長一短があると感じます。なお、両方できる研究室は面白いですよ。
以上、私が思うTOP3でした。
まとめ:研究室選びは超大事!
以上、研究室の選び方についてみてきました。ぜひ参考にして、失敗しないようにしてくださいね。
もう一度言いますが、失敗すると悲惨ですからね!例外的に研究室異動ができれば救われますが。
それではまたお会いしましょう!